こんばんは。
動物愛護60家です。
今日「どうして”ペットショップで動物を買わないで”というのですか?」
というご質問を頂きました。
私の言葉が足りなく、その方はペットショップの子を見捨てるのかと思ったそうなのです。
つい自分の中の常識を誰もが知っている気になって話していたんですね。
気付きを与えて頂きました。ありがとうございました。
知らない人がいるという前提で、きちんとお話するように心がけます。
あまたはペットショップに並んでいる可愛い犬や猫が、どこからどのようにしてペットショップにいるのかを考えたことはありますか?
なぜ”ペットショップで動物を買わないで”とか生体販売禁止というのか、というご質問の答えをお話していきます。
それは、日本のペット流通過程の闇によるものです。
この流通システムが変わらない限り殺処分は無くならないし、動物先進国にはなれません。
それほど大事なことなので、しっかりとお話させて頂きます。
まず日本のペットの流通システムは
ブリーダーか繁殖業者⇒オークション⇒ペットショップ⇒飼い主
ブリーダーと繁殖業者の違いはまたお話します。
たくさんお話することがあるので、複数回に分けてお話します。
各過程で、売れ残りや病死をする動物がいます。
環境省が出している「ペット動物流通販売実態調査報告」(2003年3月)によると、生産者(ブリーダー)から流通に出されるのは、88,900頭(2001年)、そのうち、最終的な消費者に渡るのが77,000頭です。
11,900頭はどこにいったのでしょう?
過酷な流通過程による病死や繁殖用に確保されています。
まだ小さい子犬や子猫が、狭いダンボールやケージに何頭も一緒に詰め込まれ、流通過程でたらい回しにされ、弱って病気になるのです。
そこで病死してしまったり、ペットショップに着いた頃には弱ってしまっていたりします。
ペットショップに展示されている子達やそのお母さんは、そんな虐待のような扱いをされているのです。
ビジネスとして動物を商品として考えているので、コンビニのおにぎりと同じです。
消費期限、不良品として売れ残ったり病死したりしているのです。
衝撃的ではありませんか?
私はこの事実を知った時に絶句し、怒りと悲しみで苦しみました。
しかし、この流通システムを変えなければ根本的に解決しないということを知りました。
次回は売れ残った動物はどうなるのか?ということをお話します。
今日も最後までお付き合いありがとうございました(^^)
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2018/6/15