こんばんは。
動物愛護６０家です。
先日ある方から、「近所に子猫３匹を連れた親子連れの４匹家族がいる。手術代は払うので不妊手術をして欲しい。」と依頼がありました。
正確な情報が無く、親子猫を見たという場所に聞き取り調査に行ってきました。
ご近所の方曰く、「何度か見たけど最近はあまり見ない。多分裏手に住んでいる方の誰かがご飯をあげてるんじゃないかな？」とのこと。
しかしこの日は見つけられませんでした。
何度か足を運び、捕獲機をセットして保護したいと思います。
最近新しい保護猫が我が家に仲間入りしたこともあり、自宅で保護するスペースが無くなりました。
現在、新たに保護部屋を近所で貸りようと物件を探しています。
猫の安全や快適さなど色々検討し、急いで部屋探しや市役所で手続き等しないといけません。
そして、私たちが取り組んでいるビジネスも新たな展開を迎え、準備をしているので大忙しです。
無くならない殺処分や動物虐待、里親がなかなか見つからない子、迷い猫…
人の無関心を見たり、ビジネスの準備もやることが多くて本当にできるのかと、昨日は少し心が折れそうになりました。
でも保護すると決めたので、親子猫達を幸せにする為に頑張ります！
動物の5つの自由（The Five Freedoms for Animal）という動物福祉概念があります。
現在では家畜のみならず、ペット動物・実験動物等あらゆる人間の飼育下にある動物の福祉の指標として国際的に認められています。
1.飢えや渇きからの自由（Freedom from Hunger and Thirst）
（1） 健康を維持するために栄養的に十分な食餌を与えられている。
（2） きれいな水をいつでも飲めるようになっている。
2.不快からの自由（Freedom from Discomfort）
温度、湿度、照明など、それぞれの動物にとって快適な環境を用意できている。
（1） 自由に身体の向きを変えることができ、自然に立つことができ、楽に横たわることができる。
（2） 清潔かつ静かで、気持ちよく休んだり、身を隠すことができる。
（3） 炎天下の日差し、雨風を防ぐことができる。
（4） キツすぎる首輪など、苦痛のある飼育環境にいない。
3.痛み、外傷や病気からの自由（Freedom from Pain, Injury or Disease）
（1） 怪我をするような危険物のある環境にいない。
（2） 病気にならないように、普段から健康管理をしている。
（3） 痛み、外傷、あるいは疾病の兆候があれば、十分な獣医医療が施される。
4.本来の行動する自由（Freedom to behave normally）
（1） 各々の動物種の本来の生態や習性に従った、自然な行動が行えるようにする。
（2） 群れや家族で生活する動物は同種の仲間と生活でき、また単独で生活する動物は単独で生活できる。
5.恐怖や苦痛からの自由（Freedom from Fear and Distress）
（1） 精神的苦痛、過度なストレスとなる恐怖や不安を与えず、それから守ること。
（2） 動物も痛みや恐怖、苦痛を感じることを理解し、もしその兆候があれば原因を特定して軽減に努めること。
これを守れないと劣悪な環境になり、逆に虐待になってしまいます。
「生きているだけでいいじゃないか」というのは間違いです。
たまに動物愛護団体が多頭飼育崩壊を起こしてこの５つの自由を守れなくなり、レスキューされる事件が起きたりします。
初めはたくさんの命を救いたいと始めたのでしょうが、数が増えすぎてキャパオーバーしてしまうのでしょう。
とても難しい問題です。
保護の受け入れを断ることは辛すぎます。しかし、現在保護している子たちの５つの自由を守らなくてはいけません。
動物愛護をしている人は、自分が助けられなかった命のことを思って心を痛めているのです。
これからも５つの自由を理解して活動していきます。
今日も最後までお付き合いありがとうございました。
投稿はマイでした。
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2018/6/10