こんばんは。
動物愛護60家です。
今回は売れ残った動物達はどうなるのか?ということをお話します。
ペットショップによっては売れ残ってしまった子も見捨てず、値段を下げたり里親を探したりして飼い主を見つけます。
しかしビジネスとして考えると、売れ残ってしまった子は負担になります。
以前は捨てたり、動物愛護センターなどの行政施設に持ち込まれたりしていました。
平成25年の動物愛護管理法の施行により、各自治体は動物取扱業者からの引き取りを拒否することができるようになりました。
しかし大量生産、大量消費の日本のペット流通システムは変わりません。
それでは売れ残った動物達はどうなっているのか?
引き取り屋が有料で売れ残った子を引き取ります。
売れ残った動物のことを思い、引き取って大事にお世話をしたり里親を探している人もいますが、ビジネスとしてしか見ていない悪質な引き取り屋もいます。
悪質な引き取り屋は劣悪な環境でろくに世話もせず虐待したり、死なせてしまったり、遺棄したりします。
2016年5月26日(木)放送のNHKの番組「追跡!ペットビジネスの闇」http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3811/1.html
で元引き取り屋の男性と、元ペットショップ店員の方がインタビューされています。
元引き取り屋の男性は
「(飼育は)全部できてたかというとそうでもない。
やっぱり扱いは雑になります。
モノっていうか、はっきりいってカネにみえる。
ワンちゃんが『諭吉』に見える。
このワンちゃんは『諭吉3枚』くらいだなとか。」
多い時には一度に100匹の犬を引き取り、売れる犬は自分の店で安く転売、繁殖できる場合には子犬を産ませて販売。一方、繁殖を終えたり売れ残った犬の世話はおろそかになっていたと言います。
元ペットショップ店員は
「(引き取り屋は)2か月に1回は来てた。
首根っこつかんで、犬の体を見て『あと何回か(繁殖に)使えるかな』って言って連れて帰る。」
「場所もとるし、世話する時間もかかるわけだし、邪魔なんでしょうね。
ビジネスとして考えたときにお金にならない。
(引き取り業者が)いないと成立しないから、行き場のない子たちは絶対出ているから。」
2014年に大量遺棄事件が相次ぎました。
11月には栃木県で、河原や山林に合計70匹あまりの犬猫の死がいが捨てられていた。
栃木95匹、群馬11匹、埼玉46匹、山梨39匹、長崎7匹。
佐賀ではマルチーズ21匹を県が保護。
動物愛護管理法
愛護動物を遺棄した者
→100万円以下の罰金
動物を捨てただけ、昔は当たり前の様にあった
と軽く考えていませんか?
れっきとした犯罪なのです。
もし動物の遺棄や虐待を発見したら、必ず警察に通報してください。
行政施設の殺処分が無くなっても、大量生産、大量消費のペットの流通システムが変わらない限り不幸な動物はいなくなりません。
残酷なお話をしてしまい申し訳ありません。
ショックを受けてしまった方もいることでしょう。
私も調べて泣きながらいつも書いてます。
しかし一番つらいのはいわれもない扱いを受けている動物達です。
現実逃避をせずに知って欲しいと思います。
このような現実を変えようと沢山の方が日々、働きかけています。
私は日本も変われると思っています。
今日も最後までお付き合いありがとうございました(^^)
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投稿はマイでした。
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2018/6/23